301C本則①軽油引取税、ゴルフ場利用税、入湯税等の額を対象外に区分
②海外渡航費や現地の滞在費、かかる日当を対象外に区分
③会費・組合費等の役務性のないものは対象外としている 解説①軽油引取税・ゴルフ場利用税・入湯税は、事業者が預かって納める税なので、区分して請求されていれば対価に含まれず課税対象外。②国外での宿泊・交通・日当は国外で行われる取引なので課税対象外。③会費や組合費は、対価性がなければ資産の譲渡等に当たらず課税対象外。 | | | |
304C本則R8.10~ が仕入日の区分は、仕入税額控除7割になっている 解説インボイス発行事業者でない者からの課税仕入れについて、経過措置で控除できる割合。令和8年10月1日以後の課税仕入れから80%が70%に下がる。仕入日で切り替わるので、期をまたぐ取引に注意する。 | | | |
304.1C本則1社への課税仕入れが年・事業年度で税込1億円を超える免税事業者等について、超えた部分をインボイス軽減措置の対象から外している 解説インボイス軽減措置(免税事業者等からの仕入れについて仕入税額相当額の一定割合を控除できる経過措置)には金額の上限がある。一の免税事業者等から行う対象の課税仕入れの合計額が、その年・その事業年度で一定の金額を超えると、超えた部分には使えない。令和8年10月1日以後に開始する課税期間からその金額が税込10億円から税込1億円へ下がる。 | | | |
304.5C本則過去からのリース、賃料など、経過措置の適用を受けるものについては旧税率に区分している 解説平成26年4月と令和元年10月の税率引上げのとき、一定の日より前に契約したリースや資産の貸付けなどは引上げ前の税率のままとする経過措置が置かれた。長期のリース・賃貸借には今も旧税率で計上するものが残る。 | | | |
305C本則輸出売上取引として資産の譲渡がある 解説本邦からの輸出として行われる資産の譲渡・貸付けは免税になる。ただし免税になるのは、輸出したことが証明された場合に限られる。 | | | |
└305Y輸出免税となる取引について、輸出取引等の証明の確認をしたか 解説証明書類は輸出許可書が基本。郵便物として送る場合で価額が20万円以下のものは、日本郵便が交付する引受けを証する書類などの保存で足りる。令和8年10月1日以後に行う輸出については、代金を現金で受け取るなど、支払が取引相手からのものであることが明らかでない方法で受領するものに限り、輸出許可書等に加えて仕向国の輸入許可書に相当する書類の保存も要る。 | | | |
306.1C本則輸出売上取引として、国外法人へのサービスの提供がある 解説非居住者に対する役務の提供も輸出免税の対象になりうる。ただし国内で完結する役務は対象から除かれており、契約書などで内容と相手方を証明できることが要件になる。 | | | |
└306.1Y輸出免税の要件として、契約書を確認したか 解説役務の提供の場合、何を提供したか・相手が非居住者かを示せるのは契約書になる。書面がないと免税を主張できない。 | | | |
306.2306.1Y①その国外法人は日本に支社をもっていないか ②そのサービスは飲食や宿泊提供などのように「国内において完結する」ものじゃないか 解説非居住者への役務提供でも、相手が国内に支店等を持っていればその支店を経由した取引として扱われ免税にならない。また国内において直接便益を受ける役務も免税の対象から外れる。令和8年10月1日以後は、非居住者から依頼を受けて行う国内所在の不動産の売買・交換・貸借の代理や媒介も、相手の居住地にかかわらず課税対象(輸出免税の対象外)になった。 | | | |
306.5C本則youtube収益、Googleアドセンス広告収入、アフェリエイト広告収入がある 解説広告収入や動画の収益は、役務の提供を受ける相手がどこにいるかで課税か対象外かが変わる。相手が国外事業者なら国外取引として課税対象外になる。 | | | |
└306.5Y消費税の課税対象外で処理しているか(アフェは相手の所在次第) 解説YouTubeやGoogleアドセンスは契約相手が国外法人なので対象外になる。アフィリエイトは契約相手が国内事業者のこともあるため、個別に確認する。 | | | |
★307C本則輸入仕入取引がある 解説保税地域から引き取る課税貨物には輸入消費税がかかり、国内の課税仕入れとは別枠で控除する。国内仕入れとの相違は3つ。①インボイスは不要で輸入許可通知書を保存する、②課税標準はCIF価格(商品代金+運賃+保険料)に関税等を加えた額で仕入代金の10%にはならない、③消費税は国税分・地方消費税分に分けて記載され会計上も分けて入力する。 | | | |
★308307Y保税地域引取の物につき、本体には「課対輸本」、通関業者に払った書類を確認して消費税部分に国税、地方税分けて「課対輸税」「課対地消」と区分した 解説輸入消費税は、関税定率法に準じて算出した価格(CIF価格)に関税などを加えた金額を課税標準として計算する。仕入代金そのものの8%や10%にはならないので、通関業者からの書類で実際の国税分と地方消費税分を分けて入力する。 | | | |
★309C本則車など固定資産の除売却がある 解説固定資産の売却は、会計では売却損益だけが損益計算書に出るが、消費税では売却代金の全額が課税売上になる。損が出ていても課税売上は計上する。 | | | |
└309Y譲渡損益にかかわらず対価を課税売上とする仕訳を立てたか 解説帳簿上は差額だけが計上されていることが多いので、総額を意識して確認する。除却は資産の譲渡ではないので対象外。 | | | |
310309Y固定資産の下取り等の売却収入部分は課税売上に区分している 解説下取りは、新しい資産の購入と古い資産の売却が同時に行われる取引で、値引きではない。下取り価額を課税売上として計上し、購入代金は総額で課税仕入れにする。 | | | |
311C本則土地建物で按分基準ない取引がある 解説土地は非課税、建物は課税なので、一括で取得・譲渡した場合は合理的に按分する必要がある。契約書に土地と建物の金額が書かれていればそれによる。 | | | |
└311Y合理的(有利)な区分をしているか(案分内容をメモに) 解説合理的に区分されていないときは、譲渡時のそれぞれの価額の割合で按分する。固定資産税評価額の比、鑑定評価、原価などから選ぶことになり、選び方で控除税額が変わる。 | | | |
312C本則役員への資産譲渡がある 解説法人が役員へ資産を譲渡した場合、対価が時価に比べて著しく低いと、時価を対価の額とみなして課税される。無償の贈与ならみなし譲渡として課税される。 | | | |
313312Y時価の50%以上の価額で譲渡している (棚卸資産は仕入値以上かつ売値の50%以上) 解説「著しく低い」の目安は時価のおおむね50%。これを下回ると時価を課税標準として計算し直す。棚卸資産は、①仕入価額以上、②通常の販売価額のおおむね50%以上の両方を満たせば著しく低いとされない(いずれか一方ではない)。仕入値を下回れば売価の50%以上でも該当する。役員・使用人全員に一律または勤続年数等の合理的基準で定めた値引率による譲渡(社員割引)は、50%を下回っても該当しない。 | | | |
★314P免税C本則前期からの棚卸資産につき、棚卸資産の調整を行った 解説免税事業者が課税事業者になったとき、免税期間中に仕入れて期首に残っている棚卸資産の消費税額を、課税事業者になった課税期間の課税仕入れに含められる。明細を記録して保存することが要件で、インボイスの保存は要件ではない。 | | | |
315.5314Y調整した棚卸資産に【高特資】は含まれている 解説棚卸資産の調整措置を受けた場合、その棚卸資産が高額特定資産に当たるなら、調整を受けた課税期間を起点に3年縛りがかかる。前期以前に取得したものでも、持ち越して調整した年度で規制を受ける。 | | | |
└315.5Y調整した本年度を【高特資】取得として、消費税管理票に記載をしたか 解説起点になるのは取得した年ではなく調整を受けた年。管理票の記載を間違えると縛りの終わりを誤る。 | | | |
★315C本則N免税翌期分に持ち越しの棚卸資産に付き、棚卸資産の調整を行った 解説課税事業者が翌期から免税事業者になる場合は逆で、期末に残っている棚卸資産のうち当期に仕入れたものの消費税額を、当期の課税仕入れから除く。翌期に売る分は控除できないという考え方。 | | | |
★317C本則N簡易決算日までに簡易の届けは出した 解説翌期から簡易課税にするには、翌期の初日の前日、つまり当期の末日までに簡易課税制度選択届出書を出す必要がある。決算日を過ぎてからでは翌期に間に合わない。 | | | |
322C本則経費に①国外事業者が行う、②事業者向け、③電気通信利用役務がありそう (例えばインスタ広告,youtube広告) 解説国外事業者から受ける「事業者向け電気通信利用役務の提供」は、受け手である国内事業者が申告するリバースチャージの対象になる。ネット広告の配信やクラウドサービスが典型で、経費の支払先が国外かどうかで扱いが変わる。 | | | |
322.1322Y課税売上割合は95%以上である 解説課税売上割合が95%以上の課税期間は、経過措置によりリバースチャージの適用がない。95%未満のときだけ、特定課税仕入れを課税標準に加えて同額を仕入税額控除する処理が要る。 | | | |
└322.1N請求書を確認してリバースチャージ適用の文言を確認する。文言あったらリバースチャージの処理が必要。 解説事業者向け電気通信利用役務の提供を行う国外事業者は、リバースチャージの対象である旨を表示することになっている。消費者向けの役務であれば、相手が登録国外事業者かどうかで仕入税額控除の可否が変わる。 | | | |
330C本則賃料収入がある 解説賃料収入は貸している対象で扱いが変わる。土地の貸付けと住宅の貸付けは非課税、事務所や店舗の貸付けは課税になる。 | | | |
└330Y土地の貸付・住宅の貸付、それと一体の駐車場の貸付は非課税としている。 解説住宅に付随する駐車場も、住宅の貸付けと一体とみられる場合は非課税になる。ただし施設の利用に伴って土地が使われる場合の土地賃料は課税。 | | | |
331330Y期間が1か月未満の貸付、役務提供をしてる土地の貸付、店舗併用住宅、老人ホームの貸付がある 解説非課税から外れる、または按分が要る4つの型。①貸付期間が1月に満たないもの(ウィークリーマンション・短期の駐車場等)は住宅でも土地でも課税。②施設の利用に伴って土地が使われるもの(舗装した駐車場・テニスコート等)は課税。③店舗併用住宅は住宅部分が非課税・店舗部分が課税で合理的に按分。④老人ホームは住宅の貸付け部分と介護サービス対価部分を分ける。①②は全部課税、③④は按分。 | | | |
└331Y間違いやすい論点として、再度確認を行った。 解説店舗併用住宅は住宅部分と店舗部分を面積割合などで按分する。老人ホームは、住宅の貸付けに当たる部分と介護サービスの対価に当たる部分を分ける必要がある。 | | | |
340C本則食品の販売がある 解説飲食料品の譲渡は軽減税率8%の対象。外食と酒類は対象外で標準税率になる。 | | | |
└340Y軽減8%売上になっている。 解説軽減税率が適用されるのは飲食料品の譲渡。判定の分かれ目は3つ。①外食かどうか(店内飲食用の設備で提供すれば外食10%、持ち帰りは8%)、②酒類かどうか(酒税法の酒類は10%。みりんは酒類だが、みりん風調味料は8%)、③一体資産かどうか(おもちゃ付きお菓子等は税抜1万円以下・食品部分が価額の3分の2以上なら全体8%)。 | | | |
341340Y送料は軽減8%にならない、仕入のうち包材は軽減8%にならないことを確認した。 解説送料は飲食料品の譲渡ではなく役務の提供なので標準税率。包装材料は、その販売に通常必要なものとして商品と一体で売る場合は飲食料品に含まれるが、別に対価を定める場合や贈答用の特別な包装は標準税率になる。 | | | |
341.5C本則免税店から買ってきたと思われる商品を仕入した 解説輸出物品販売場で免税購入された物品と知りながら仕入れた場合、その課税仕入れは仕入税額控除の対象にならない。令和6年度改正で入った規定で、転売品の仕入れに注意が要る。 | | | |
└341.5Y仕入税額控除対象外です 解説「知っていた場合に限る」という要件なので、仕入先や取引の状況から免税購入品と分かる場合が対象になる。 | | | |
342C本則金又は白金の地金の取引をしている 解説金や白金の地金の課税仕入れは、相手方の本人確認書類の写しを保存していないと仕入税額控除できない。災害などやむを得ない事情で保存できなかったことを証明した場合だけ例外になる。 | | | |
└342Y仕入税額控除には相手方の本人確認書類の写しが必要 解説在留カードは本人確認書類として認められない。住民票の写しなど財務省令で定めるものに限られる。 | | | |
342.1342Y①課税時期に②金地金200万円以上の仕入れをした 解説簡易課税も2割特例も適用しない課税期間に、金または白金の地金等を仕入れ、その税抜合計額が200万円以上になると、高額特定資産を取得した場合と同じ縛りがかかる。一の取引ではなく課税期間中の合計で判定する。 | | | |
└342.1Y免税と簡易課税の3年縛りがつく 解説縛りの長さは高額特定資産と同じで、取得した課税期間の翌課税期間から、取得した課税期間の初日以後3年を経過する日の属する課税期間まで免税に戻れず、簡易課税制度選択届出書も出せない。 | | | |
350C本則【インボイス少額判定】基準期間の課税売上高が1億円以下又は特定期間の課税売上高が5,000万円以下である 解説少額特例が使えるかどうかの判定。基準期間の課税売上高が1億円以下、または特定期間の課税売上高が5,000万円以下なら使える。納税義務の判定と違い、特定期間は給与等支払額に代えて判定することはできない。 | | | |
351C本則インボイス不要で全額控除できる取引を、経過措置から直したか 解説インボイスが無くても帳簿の保存だけで仕入税額控除できる取引が2系統ある。①少額特例は税込1万円未満の課税仕入れが対象で、相手がインボイス発行事業者かどうかを問わず全額控除できる(350の判定を満たす課税期間だけ、令和11年9月30日まで)。②交付を受けることが困難な取引の特例は売上規模を問わず使え、3万円未満の公共交通、入場券の回収、古物商等の仕入、3万円未満の自動販売機、社員の出張旅費・宿泊費・日当・通勤手当が対象。会計ソフトが経過措置へ自動で振っている分は手で直す。 | | | |