解説

税金をネットバンキングで納める(e-Tax・eLTAXの電子納税の手順)

執筆 公認会計士・税理士 中村勇樹|2026/10/12 時点の法令で確認

要点

  • 法人税・地方法人税・消費税は、e-Taxから申告データを呼び出して、ネットバンキングで納める。
  • 法人住民税・事業税はeLTAXから納める。納付書にeL番号があれば、番号を打つだけで済む。
  • 自分の場合の手順は「税目で、使う窓口が分かれる」の表を見てください

税目で、使う窓口が分かれる

国税はe-Tax、地方税はeLTAXから納めます。

どちらも申告を電子で出していれば、申告した税額を呼び出して、ネットバンキングの振込で納められます

どの税を納めるかで、入る窓口と手順が決まります。

  • 法人税・地方法人税・消費税 › 要らない › e-Tax

    「国税は、e-Taxの申告データから納める」へ

  • 法人住民税・法人事業税 › eL番号がない・納付書がない › eLTAX(PCdesk)

    「eL番号がなければ、申告データから納付情報を作る」へ

  • 法人住民税・法人事業税 › eL番号がある › eLTAX(PCdesk)

    「eL番号があれば、番号を打つだけで納められる」へ

  • 源泉所得税・住民税(特別徴収) › 要らない › e-Tax・eLTAX

    「源泉税・住民税は、国税庁の案内に沿う」へ

国税は、e-Taxの申告データから納める

法人税・地方法人税・消費税は、e-Taxに届いている申告の「お知らせ」から納付の情報を作り、そのままネットバンキングへ進みます。

用意するものは次の2つです。

  • 会社のネットバンキングのログイン情報
  • e-Taxの利用者識別番号と暗証番号(申告を税理士に頼んでいるなら、税理士から受け取っているもの)

① e-Taxのサイトを開く

e-Tax(国税電子申告・納税システム)を開きます。

e-Taxのトップページ。右上に[ログイン]がある

② ログインする

右上の[ログイン]を押し、[受付システムへログインする]を選びます。

ログインの画面。[個人の方]と[法人の方]が並ぶ

個人か法人かを選び、利用者識別番号と暗証番号を入れてログインします。

法人ログインの画面。利用者識別番号とパスワードの欄

③ [お知らせ・受信通知]に入る

「動作環境チェック」が出ても、納付には関係しないので閉じて進んでかまいません。

動作環境チェックの画面。ブラウザ拡張機能が設定されていないと出ている

[お知らせ・受信通知]を選びます。

メッセージボックスの中の[お知らせ・受信通知]

④ 納める税の申告を選ぶ

法人税(個人なら所得税)と消費税は別々に届いています。両方納めるときは、④から⑨までを税ごとに繰り返します。

お知らせの一覧の1行。消費税及び地方消費税の申告についてのお知らせ

画面の中ほどの[納付情報登録依頼の参照作成へ]を押します。

納付情報登録依頼の参照作成の説明と、[納付情報登録依頼の参照作成へ]のボタン

⑤ 納付の情報を作って送る

税目・年度・金額はもう入っています。誤りがないか確かめ、画面の中ほどの[次へ]を押します。

申告区分・本税・合計が入った入力画面と、[次へ]のボタン

内容を確かめて[送信]を押します。

受付システムへの送信の画面。[戻る][保存][送信]のボタン

⑥ [インターネットバンキング]へ進む

送信が終わったら、[受信通知の確認]を押します。

送信が完了しましたの画面。右下に[受信通知の確認]のボタン

画面の中ほどの[インターネットバンキング]を押します。

納付区分・有効期限・納付金額の下にある[インターネットバンキング]のボタン

⑦ 使う金融機関を選ぶ

会社がネットバンキング(ネット振込)を使える金融機関を選びます。ここから先の画面は金融機関ごとに少し違います。

⑧ 金融機関にログインする

口座番号や暗証番号など、いつも金融機関にログインするときと同じ手順です。

⑨ 金額を確かめて振り込む

納める税額が出るので、問題がなければ振込を実行します。これで納付は終わりです。

eL番号がなければ、申告データから納付情報を作る

法人住民税・事業税の納付書にeL番号がないとき、または納付書がないときは、eLTAX(PCdesk)で電子申告した申告から納付の情報を作ります。

用意するものは次の2つです。

  • 会社のネットバンキングのログイン情報
  • eLTAXの利用者IDと暗証番号(申告を税理士に頼んでいるなら、税理士から受け取っているもの)

① eLTAXのサイトを開き、[PCdesk(WEB版)]を押す

eLTAX(地方税ポータルシステム)を開き、上の段の[PCdesk(WEB版)]を押します。

eLTAXのトップページ。上の段に[地方税お支払サイト]と[PCdesk(WEB版)]

② 利用者IDと暗証番号でログインする

PCdeskのログイン画面。利用者IDと暗証番号の欄

③ [納税メニュー]を選ぶ

PCdeskの利用者メニュー。右下に[納税メニュー]

④ [電子申告連動]を選ぶ

納税メニュー。納付情報発行依頼の中の[電子申告連動]

⑤ 申告を探して選ぶ

次の条件で検索します。下の一覧に納める申告が出たら、選択欄にチェックを入れ、右下の[次へ]を押します。

  • 税目区分: 県税なら「法人都道府県民税・事業税・特別法人事業税又は地方法人特別税」、市税なら「法人市町村民税」
  • 申告区分: 確定申告の税なら「確定」、予定納税なら「予定」
  • 事業年度: 確定申告なら今回の申告の事業年度、予定納税なら次の申告の事業年度
納付対象申告一覧の検索条件。手続名・税目区分、申告区分、事業年度・期別等

⑥ 金額を確かめ、利用者の情報を入れる

利用者名と住所を入れ、右下の[次へ]を押します。

利用者名(カナ)・利用者名(漢字)・住所の入力欄と、納付・納入金額の内訳

⑦ 総括表を確かめて送る

納付・納入金額の総括表と明細

⑧ [納付情報発行依頼の確認・納付]を選ぶ

納税メニューに戻り、[納付情報発行依頼の確認・納付]を選びます。

納税メニューの確認・納付の中の[納付情報発行依頼の確認・納付]

⑨ 「納付可」になった税を選ぶ

⑤〜⑦で送った税が[納付可]になっていることを確かめ、選択欄にチェックを入れて[次へ]を押します。

納付情報一覧。納付状況が納付可・リンク済の行

⑩ 総括表を確かめて[次へ]を押す

納付・納入金額の総括表

⑪ 納付方法で[インターネットバンキング]を選ぶ

[インターネットバンキング]を選んで[次へ]を押すと、金融機関を選ぶ画面が開きます。

納付方法選択。インターネットバンキング・クレジットカード・ダイレクト方式

⑫ 使う金融機関を選び、ログインする

口座番号や暗証番号など、いつも金融機関にログインするときと同じ手順です。

支払金融機関の選択。ゆうちょ銀行・銀行・信用金庫などの一覧

⑬ 金額を確かめて振り込む

納める税額が出るので、問題がなければ振込を実行します。これで納付は終わりです。納付が済むと、[納付情報発行依頼の確認・納付]の画面で状況が[納付済]に変わるので、あわせて確かめてください。

納付情報一覧で納付状況が納付済になった行

eL番号があれば、番号を打つだけで納められる

納付書にeL番号が印字されていれば、ログインも申告の呼び出しも要りません。番号を打って、そのまま振り込みます。

用意するものは次の2つです。

  • 会社のネットバンキングのログイン情報
  • 県税事務所などから届いた納付書(ここから番号を写します)

① eLTAXのサイトを開き、[地方税お支払サイト]を押す

eLTAX(地方税ポータルシステム)を開き、上の段の[地方税お支払サイト]を押します。

eLTAXのトップページ。上の段に[地方税お支払サイト]と[PCdesk(WEB版)]

② [eL番号でお支払い]を選ぶ

地方税お支払サイト。[eL-QRでお支払い]と[eL番号でお支払い]

③ 納付書のeL番号を打ち、[お支払いへ進む]を押す

納付書からeL番号を探して入れます。

eL番号の入力欄。収納機関番号・納付番号・確認番号・納付区分の4つ

eL番号は、納付書の「eL」マークのそばに印字されています。

納付書の見本。eL番号・eLマーク・eL-QRの場所

④ 使う金融機関を選ぶ

会社がネットバンキング(ネット振込)を使える金融機関を選びます。ここから先の画面は金融機関ごとに少し違います。

⑤ 金融機関にログインする

口座番号や暗証番号など、いつも金融機関にログインするときと同じ手順です。

⑥ 金額を確かめて振り込む

納める税額が出るので、問題がなければ振込を実行します。これで納付は終わりです。

源泉税・住民税は、国税庁の案内に沿う

給料から差し引いた源泉所得税と住民税(特別徴収)は毎月のように納めるので、口座から引き落とす「ダイレクト納付」が向いています。国税庁(福岡国税局)の操作手順書が、画面の順に説明しています。

源泉税納付書 作成ツール →窓口で納めるときの、源泉所得税の納付書の書き方

参考サイト

2026-10-12時点の法令・通達・国税庁の公表資料に基づいて書いています。個別の取引への当てはめは、 事実関係によって結論が変わることがあります。